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海岸部では、飛砂による被害もよく報告されます。以前は、国道134号に飛砂がたまって通行止めになるということもありました。
当然、海辺の家なら飛砂は敷地内にも入ってきます。窓ガラスが汚れるのはもちろん、ベランダや掃き出し部などに砂がたまったり、気密性の高いサッシにも砂が入り込んでレールが摩耗したりといった被害も生じるのです。
たかが砂ですが、交通量の多い地域の飛砂には、排ガスなどに含まれる有害物質を含むこともありますので、家づくりの際には飛砂対策も必要です。
砂浜方面の敷地は植栽や塀で覆うなど、砂が入り込まないようなプランニングをすることが第一点でしょう。砂を洗い流す「外シャワー」を設けるのも一手です。
レイアウトを考える際は、パソコンやテレビ、オーディオなどの精密機械を窓辺に配置しないようにします。
また、気密性の高いサッシを採用し、できるだけ飛砂が入り込まないように対策。ガラスは強化ガラスにすることで、砂で傷ついたり割れたりするのを防げます。
住み始めてからは、掃除はこまめに行い、洗濯物も風の強い日は室内干しにしましょう。
風が強い日に窓を開けると、部屋の中に砂が入り込んできますから、掃除も頻繁にしなければなりません。
掃除できる範囲であればまだよく、テレビやパソコンなどの機器に砂が入り込むと、故障する可能性もあります。当然、外に干している洗濯物も砂が付きます。
せっかく海が見えるところに家を建てても窓を開けられず、さわやかな風を取り込めないこともあるでしょう。
家づくりを依頼する際は、飛砂対策を考慮したプランニングや提案のできる会社を選ぶことが大切です。
湘南で多くの家づくりに関わってきた工務店であれば、その土地の風向きや周辺環境などから、しっかり対策をしてくれるでしょう。
地元工務店であれば、住み始めてからトラブルがあってもすぐに駆けつけて対応してくれるでしょうし、普段のメンテナンスのアドバイスをもらえるなど、何かとサポートしてくれます。
飛砂や塩害による影響は、実際に住んでみないとわからないものです。こうした知識や経験、そして豊富な実績のある地元の工務店を選ぶことが、飛砂対策の第一歩なのです。
湘南の大自然が生んだシオとスナが、湘南で建てる注文住宅を解説しています。
4つの視点で工務店を比較しておすすめするほか、湘南に建つ注文住宅の施工事例を紹介していくシオ!
そのほか、藤沢や茅ヶ崎などの住みやすさ情報、湘南ならではの家づくりのポイントもお伝えするスナ。